From: RYOFU
 To: 降幡 光宏
Sent: Sunday, July 04, 2004 10:49 AM
Subject: 霧島便り
降幡さん
お元気ですか。私は元気です。
霧島便りをお送りします。
誠に恐れ入りますが、知多自然観察会の人に転送お願いします。
村井健二

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霧島便り
 私の住む町の象徴は高千穂の峰(1574m)です。高千穂の峰の近くには韓国岳(1700m)や新燃岳(1421m)などの山々が連なっており、この連山を指して霧島山と地元では言います。この一帯は国立公園になっており、動植物、土石などの採集は禁止されております。(残念!)えびの高原(標高約1200m)は観光地としても有名ですが、自然保護にも力を入れています。先日もえびの高原にオオヤマレンゲを観に行きました。このあたりはオオヤマレンゲの南限だそうです。

 さて、隣町は小林市ですが、ここの出山公園(いでのやまこうえん)の湧水は全国名泉100選に選ばれていますし、小林市の水道水として利用されています。また、ホタルで有名です。養殖なし、自然のままで公称3万匹の発生です。ホタルの出る水路近くは一年中立ち入り禁止になっております。しかし、今年は幼虫を盗まれたそうで、若干数が少ないとのことでしたが、それでもかなりの見ごたえがありました。ただし、写真撮影に失敗しましたので皆さんにお見せできないのが残念です。

 一応、高原町のホタルの調査もしました。なにぶんにも新参者なので情報が少ないのが残念です。それにだんだん年をとってきて夜あちこち走り回るのがおっくうになっています。5月の28日、当町ではもっともゲンジボタルが多いと思われる所に行ってきましたが、100匹くらいでしょうか。

 6月9日、ヘイケボタルの観察。ここは町が保護している所で300匹以上はいたのではないでしょうか。ヘイケボタルもゲンジボタルも川でした。同じ日に御池(みいけ)に行ってきました。ここはヒメボタルで池の周囲全体で数は多くなくバラバラと出るようです。ここのヒメボタルの特徴は夜8時過ぎにはもう飛び回っているということです。それと、東海市のものに比べると非常に小さいということです。だいたい5か6ミリくらいしかありません。

 6月13日から3日間、いつもの散歩道、県の畜産試験場でキツネに会いました。14日には3匹で子供連れだったようです。最近は朝が暑いので、夕食後19:00時過ぎに家を出て、19:20分ころにキツネに会いました。ちょうど暗くなる直前の時間です。(愛知県とは日没時間が違います)

 
【左】オオヤマレンゲ:楚々たる花が下向きに咲いています。これ以上に花は開かないようです。
【右】イシガケチョウ:庭に来たイシガケチョウ。写真撮影は難しいですが、このように地面に止まることもあります。

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