【行事名】 安曇野市の白鳥飛来地
【日 時】 2006年1月1日(日)〜3日(火)
【場 所】 長野県安曇野市「御宝田」・「犀川ダム湖」
【天 気】 1日晴れ・2日曇り・3日雪のち曇り
【内 容】
今年の冬は強い寒波が来て北陸から東北は大雪で大変です。白鳥にとっても死活問題かもしれません。白鳥達は雪が多く厳しい自然環境の中、うまく適応しているみたいです。安曇野はいつもの年よりたくさんの白鳥が訪れました。安曇野には白鳥を大切にする人が多く、個人の水田に水を張り、餌を与えている人がいます。白鳥はそれを良く覚えていて、仲間をたくさん引き連れてきたようです。
御宝田で毎年、1月1日に「白鳥と新年を祝う集い」が行なわれていましたが、今年は、1月3日でした。お世話をしていただいている方を見ると、リタイヤの年齢以上の方がたくさん見えました。1月元旦からお世話は大変です。本当にありがとうございました。高齢の方の中に若い家族の方が積極的に参加されているのを見ました。うまく引継ぎができるといいですね。
以前、安曇野には白鳥は来ませんでした。私たち人間が白鳥が越冬できる場所を奪ってしまったため、余分なエネルギーを使い南まで餌を求めてきたのです。春、又、シベリヤに帰るのに余分なエネルギーを使うのです。冬の間、白鳥をペットとして飼育するのでなく、自立できる環境を考えていただきたいと思います。白鳥の餌を覗くと、昔、私たちが食べていた未熟米やパンの耳をたくさん与えているみたいです。日本の食料自給率は40パーセント以下といわれています。世界では13億人の私たちの仲間である人間が餓死寸前であるといわれています。皆さんでよい方法を考えて見ましょう。
【白鳥の様子】
【左】「御宝田」のハクチョウとカモ類。富士山みたいな山は有明山。別名、安曇富士。
【右】毎年、恒例の「白鳥と新年を祝う集い」が始まりました。
【左】ハクチョウが飛び立ちました。
【右】犀川ダム湖の白鳥管理棟前の掲示です。