ヘナタリ・フトヘナタリの区別
--顔(軟体部)の色模様から--
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※こコピー元がいつ消えるか分かりませんので…(^_^;)
のぶさんはじめまして。投稿ありがとうございます。高校で生徒さんと一緒に干潟の生物を調べておられるとのこと、とても楽しそうですね。干潟の生物は良い図鑑もあまり無いので同定が難しいですね。
さて、投稿していただいた写真の貝は、手前の軟体部を出している個体は顔の模様からシマヘナタリです。後ろの個体も縦肋(縦の畝)がはっきりしているので同じくシマヘナタリだろうと思います。シマヘナタリは軟体部の顔の模様に特徴があり、口吻の前半(先のほう)は黒色に黄色い斑紋があり、後半(付け根のほう)はクリーム色のまだら模様で、この境目がはっきりと色分けされています。目の周りもクリーム色です。クロヘナタリは口吻全体が黒色で、目の周りと口吻の先端が鮮やかな黄色をしています。フトヘナタリは口吻全体がクリーム色のまだら模様です。シマヘナタリはフトヘナタリとクロヘナタリの中間のような色になっています。 殻が磨耗して殻だけでは見分けづらくても、この顔つきを見ることで3種は見分けられます。さらによく似ているヘナタリとカワアイも顔つきが異なります。参考までにフトヘナタリ科5種の顔を比較として貼っておきます。(この比較は結構需要があると思うので、またコラムとして特集します) シマヘナタリがいるということは、周辺にクロヘナタリも生息している可能性が高いと思います。シマヘナタリはヨシ原内でもやや高い場所で比較的乾燥しているような場所にいますが、クロヘナタリはもう少し低い場所で、ヨシ原内のやや泥っぽくて干潮時にも水溜りや澪筋が残るような場所に生息しているので、探してみてください。他にもいろんなカニなどがいると思います。 わからない生物がいたら気軽にご投稿ください。
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(以上はWebサイトからのコピーです)
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<以下、感想>
別サイトではウミニナとホソウミニナは“顔がよく似ている”ということだそうですし、上記写真でもヘナタリとフトヘナタリは似ているような気がするし、“顔”での判断も結構困難と思われます。
まっ、いずれにしてもWebからのコピーでは、私自身、納得できませんので、近いうちに自分で撮った写真を並べて自信をもって紹介できるように再編集しようと思っています。