真冬のシンジュ(ニワウルシ)
神樹(しんじゅ)はTree of Heaven という西洋の俗名を直訳したもので、この木に対して我が国で最初につけた名である」(牧野植物図鑑より)

 過日(2013.2.17)ヤボ用で愛知県図書館に行ったとき、玄関近くの国道沿いや堀の土手下に“白い花?”を満開にした木があったので(写真参照)、館内の受付でその木の名前を聞いたところ、そこでは、判らなかった。
 館を出てから、その木の近くに行って見たら、“花”ではなく“種子(翼果)”だった。それを拾って、帰宅後、その種子が何の木なのかネットでチェックしたところ、「シンジュ(ニワウルシ)」であった。ニワウルシは知多半島にも野生の幼木があり見たこともあるがこのような姿は初めてだったので本日(2013.2.27)ここに紹介することにしました。
 なぜ本日の紹介になったかは…、過日行ったときは携帯やカメラを持参していなかったので雨のち晴れの予報の本日午後撮りに行った…というだけです。
 ところで、図鑑を見るとニワウルシは雌雄異株で「果実に薄いはねがあり,長さ4〜5cm,中央に種子がある」とある。図鑑を1枚ずつしっかり見れば判ったかも知れないがついついネットに頼ってしまった。
   
写真をクリック→ビッグサイズ      撮影:2013.2.27      


【上の3枚】愛知県図書館前の“白い花?”が満開の木。すべて同一の木


【上の3枚】白い花の正体。近くで見たら種子(たね)だった。従って、白い花を咲かせるのは雌(♀)木の証拠


【上の2枚】お堀にも同じ木が1本ある(いずれも写真中央…同一の木)。これも満開?でした