生姜(ショウガ)の根茎の側根に塊根が出来た
2018.12.17 アップ(榊原正躬)          
  ※ なお、"根茎"、"側根"、"塊根"の語句は下記写真の説明ため使用したが、正しい使用かどうかは、全く、定かではありません

 会員の皆様の中には、腕前相当なお百姓さんがたくさんいます(私の周りだけでも4名以上)。珍しい現象がありましたらご連絡ください。このように紹介したいです。なお、連絡は写真付きでお願いします。



 今年(2018年,平成30年)、水やりが不便な畑での"ショウガ"は夏の雨が少なくて大変貧弱なモノしか出来なかったようです。
 写真のショウガは私の春日井の友人(知多自然観察会々員の百姓オタクに優るとも劣らないオタク)の畑で出来たモノ。

 掘り起こした貧弱なショウガに写真の"塊根"が付いていても、普通、気にも留めないが、この初めての現象に、友人(元は学者)は"塊根"も一緒に採集し、家に持ち帰った。
   ※ その結果、その一週間後(12/7)にその採集物をゲットできた(上記写真はその一部)


 【参考1】<野外の畑のショウガ と 適切な水やりのショウガ>



 【参考2】<ショウガの根茎と側根>



 ※ どの根(A,B,C)に球体(塊根)が付いたか聞くために友人に送付した写真
 ※ 上記写真は適切な水やりのショウガを洗って撮ったモノ

  友人からは、あえてどちらかと言えば、"C"という返信あり



 【参考3】<これだけいただいた。帰宅後、洗って撮ったショウガ> ※ もらったときは、まだ、土が付いていた




 【参考:友人のコメント】
   ※このメールがきっかけで、何回かのメールやりとり後、本日の対象物(塊根)のゲットに至る
2018年11月29日
生姜の知恵

 生姜の根の先端に丸い玉ができました。直径は5mm〜10mm程度です(写真がないと大きな声がしますが...)。9年の経験で初めてです。本日は、この面白い玉の報告です。ネットで検索すれば理由が書かれていると考えましたが、答えはありませんでした。そこで私が考えた自己流の解釈です。

 生姜は半日陰を好むのでサトイモの畝を利用し、サトイモの間で畝の北側に定植します。サトイモの葉による日陰を利用するのです。サトイモとほとんど同じ時期に発芽し、霜が降りる頃に終焉を迎えます。サトイモの葉は霜が降りると明くる日に枯れてしまいます。生涯が生姜と似通っています。

 11月27日に生姜を掘り出しました。今年は7月、8月に雨が少なく野菜がほとんど生長しませんでした。生姜も例外ではなく、生きていることが精一杯と言える状態でほとんど成長しませんでした。9月になって成長を始めたのですが時はすでに遅く成長の途中で寒くなり小さな生姜しかできませんでした。

 サトイモの間に10株ほど定植していましたが、株によって例年の半分程度まで成長し、成長が遅れた小さな株は種芋より小さい物がありました。この新生姜の大小で、根の部分の形状が違いました。生姜の部分が例年の半分程度まで成長した株は例年と同様に通常の形状の根でした。ところが、生姜の部分が小さな株は根の先端が球形になりました。全部の根が球形になるのではなく、20%程度が球形になりました。それもかなり深い位置で球形になっていました。

 当然ですが、直径が1mm程度の成長途中の予備軍も見られました。私は、この現象は、生姜が子孫を残すための天性の知恵だと考えました。百姓の直感によれば上部の生姜は小さく、乾燥や外気温の変化に対応できず越年することは無理だと思います。そのことが本能的に分かるので、子孫繁栄用の非常スイッチが入り、根の先端に種用の球形の生姜を作り出したのだと思います。

 体積が同じなら球形の表面積が最も小さく、保温や乾燥に耐えるのに最適な形状です。想像ですが、越年できる生存率も高いと思っています。

 畑仕事は単純作業ですが、環境の変化を敏感に反映しますから面白いです。同じようなことは繰り返しても、同じことは二度とありませんから、同じようなことを前提にして収量を多くするしかありません。(禅問答か?)